2019年4月1日より、障害者手帳の様式が規定されている省令が改正され、カードでの交付が可能となっていたのをご存知でしょうか?
東京都では2020年10月1日に開始されています。
障害者手帳カード型の特長について
ここでは、カード型の障害者手帳がどういうものかを紹介し、カード型の特徴をお知らせします。
はじめに、カード型の障害者手帳の見本です。
※左から身体障害者手帳、愛の手帳(療育手帳)、精神障害者保健福祉手帳となります。
従来の紙型の手帳よりコンパクトになっています。
運転免許証や保険証などと同じ大きさです(縦53.98mm×横85.6mm)
カード型障害者手帳の表・裏はどうなっているのでしょうか
写真は白黒でしか表示されません。
表面には、障害種別と障害程度の記載があり、裏面に、障害名の詳細が記載されています。
また、カードの右上に切込みがあり、視覚に障害がある方にも上下がわかりやすくなっています。
※東京都押印部分の穴は、見本のために空いているものとなります。
また、これまで、紙型の手帳の備考として付属していた別冊も、コンパクトになっています。
カード化のメリットとデメリット
カード型の障害者手帳は、
・サイズがコンパクトになって、持ち運びがしやすい。
・写真が貼付ではなく印刷されている。(ただし、白黒のみ)
・住所と障害名が、表面と裏面の別々に記載されているため、心理的負担が少ない。
などのメリットがある一方、
・別冊の携帯忘れや、別冊の忘れ物が発生しやすい。
・裏面の備考欄が狭いため、変更や更新が多くある場合には備考欄が不足して再交付の可能性が出てしまう。
などのデメリットもあります。
障害のある方が、より便利に、より安心して日々を過ごすことができるために、これからもカード型の障害者手帳は改善されていくものと思っています 🙂
障害者手帳をカード化したいときは
最後に、カード型の障害者手帳の手続きについてご案内します。
・新たに障害者手帳の交付申請をされる方
➝申請時に「紙型」か「カード型」の選択ができます。
・「紙型」の障害者手帳をお持ちでカード型の交付を希望される方
➝本人写真と現在お手持ちの障害者手帳をご持参の上、担当窓口に申請してください。
申請及び担当窓口はお住まいの区市町村等の各障害者手帳の所管窓口となります。